力の源HDは配当「過払い」だが底堅く始まる、返還請求などは行わない方針

■24年9月中間配当が「分配可能額」を超過していたと発表

 力の源HD(力の源ホールディングス)<3561>(東証プライム)は12月30日、小安く始まった後切り返して978円(2円高)まで値を上げ、底堅い値動きを見せている。ラーメン「一風堂」を展開し、同日朝、24年9月中間配当(1株9円、総額272,769,939円)が「分配可能額」を超過していたと発表し、注視されたが、株価への影響は限定的の様子となっている。「過払い分」の返還請求などは行わない方針とした。

 12月30日午前8時、「分配可能額を超えた当期の中間配当金と自己株式取得」について発表し、2024年9月中間配当(1株9円、総額272,769,939円)が「分配可能額」を超過していたことを明らかにした。実施中の自己株式取得(自社株買い)は未実施分を休止しているとした。ただ、25年3月期末配当は24年5月に開示した配当予想9円の通り、実施する見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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