【株式市場】前場の日経平均は301円安、円安は好感されたが半導連株など重い

◆日経平均は3万9979円68銭(301円48銭安)、TOPIXは2789.98ポイント(11.70ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億5830万株

 12月30日(月)年内取引最終日・前場の東京株式市場は、年末年始の休場期間が例年より長いためか、日経平均は44円高で寄ったあと次第に軟化した。午前10時40分過ぎには346円12銭安(3万9935円04銭)まで下押し、前引けも300円安で反落模様となった。半導体関連株や自動車、重電、大手商社株などの値動きが重く、大手銀行株も朝高のあと軟化。半面、商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株は終始堅調で中国欧州間のコンテナ輸送回復など好感。日本製鉄<5401>(東証プライム)はジリ高基調。牧野フ<6135>(東証プライム)はニデック<6594>(東証プライム)からのTOBで買い気配のまま2日連続ストップ高となった。

 マルマエ<6264>(東証プライム)が急伸し第1四半期決算の黒字転換など好感。ウェザーニューズ<4825>(東証プライム)も急伸し第2四半期決算など好感。ウエルシアHD<3141>(東証プライム)とツルハHD<3391>(東証プライム)は大きく出直り経営統合の前倒し観測報道を好感。京極運輸<9073>(東証スタンダード)は3日連続大幅高となり株主優待の拡充など連日好感。DWTI(デ・ウエスタン・セラピテクス研究所)<4576>(東証グロース)は緑内障薬のタイでの承認が好感され出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は7億5830万株、売買代金は1兆6177億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は783銘柄、値下がり銘柄数は785銘柄。

 東証33業種別指数は9業種が値上がりし、海運、鉄鋼、水産農林、鉱業、銀行、ゴム製品、その他金融、石油石炭、電力ガス、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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