第一屋製パンが一段と出直る、1月1日納品分から一部価格改定、約1か月ぶりに600円台を回復

■平均5.4%改定、業績回復に期待

 第一屋製パン<2215>(東証スタンダード)は1月7日、一段高で始まり、取引開始後は9%高の618円(51円高)まで上げ、約1か月ぶりに600円台を回復している。2025年1月1日納品分から一部商品の価格改定を行うと24年11月に開示しており、収益への寄与が期待されている。同社の連結業績は22年12月期まで赤字傾向だったが、以後は回復に転じている。

 24年11月1日に「商品価格改定のお知らせ」を発表し、食パンなど一部商品の出荷価格を25年1月1日納品分より平均5.4%改定するとした。油脂・糖類などの副原料の高止まりに加え、包装資材などの原料価格も依然として高騰が続いている上、エネルギー価格や物流費、人件費も上昇していることから、総じてコストの吸収が難しい状況になったとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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