■地銀などの株式を取得しているファンドとされ推移に注目強まる
千葉興業銀行<8337>(東証プライム)は1月8日、続伸基調で始まり、取引開始後は1514円(49円高)まで上げて約2週間ぶりに高値を更新、減資を考慮すると2008年以来の高嶺水準に進んでいる。7日午前、筆頭株主の異動について発表し、「アリアケ・マスター・ファンド(Ariake Master Fund)」(所在地ケイマン諸島)が筆頭株主になったとし、買い材料視されている。同ファンドの保有割合は、議決権割合でこれまでの9.64%(2024年9月30日現在、第2位株主)から19.93%(25年1月6日現在、第1位株主)になったとした。
これまで第1位株主だったみずほフィナンシャルグループ<8411>(東証プライム)の株式会社みずほ銀行は第2位株主になった。アリアケ・マスター・ファンドは、ありあけキャピタル株式会社(東京都中央区)系の投資ファンドとされ、「ありあけキャピタルは、ゴールドマンサックス出身の田中克典氏が代表を務め、ファンドを通じて地銀などの株式を取得している」(ロイターニュースより)という。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)