キオクシアHDが上場来の高値を更新、最先端メモリーを米社が採用とされ期待強まる

■昨年12月17日に株式を上場、旧・東芝メモリ

 キオクシアHD(キオクシアホールディングス)<285A>(東証プライム)は1月8日、続伸一段高となり、10%高に迫る2000円(174円高)まで上げて約3週間ぶりに上場来の高値を更新し、午前10時を過ぎても1960円前後で売買されている。旧・東芝メモリで、2024年12月17日に株式を上場。「米ピュア・ストレージ、キオクシアの最先端メモリー調達」(日経電子版1月6日午前)と伝えられたあたりから続伸相場となり、上場来の高値に進んだ。

 ピュア・ストレージは、「米GAFAなどに向け、長期記憶に使うNAND型フラッシュメモリーだけで構成された記憶装置によるデータ保存サービスを提供している」(同)とされ、「同サービスで新たに、キオクシアが四日市工場(三重県四日市市)で生産を始める記憶容量を1チップ当たり256ギガ(ギガは10億)バイトに高めた最先端メモリーを使う」という。使用されるメモリーは、キオクシアHDが「年内に生産を始める最先端メモリー」(同)になると伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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