レナサイエンスはストップ高買い気配、脱毛症の臨床試験でミノキシジルを上回る結果など開示し期待強まる

■2026年3月期に20万米ドルのマイルストーンを受領する予定

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は1月9日の前場、買い気配のままストップ高の382円(80円高、26%高)で推移し、午前11時を過ぎても値がつかないまま急伸相場となった。午前8時30分に男性型脱毛症および加齢性脱毛症を対象とする外用薬候補ET-02(RS5441)の米エイリオン社における第1相臨床試験結果についてのリリースを発表し、買い材料視されている。「ミノキシジルよりも多くの非軟毛の成長を示した」「26年3月期に(中略)20万米ドルのマイルストーンを受領する予定」などとしたため、注目集中となった。

 発表によると、ET-02(RS5441)の第1相臨床試験結果では、同じ実験移植モデルを用いた標準治療薬ミノキシジル(N=103)による発毛率の4倍高いという結果が得られた。2026年3月期に第2相試験における最初の患者登録が行われた際に20万米ドルのマイルストーンを受領する予定で、本マイルストーンは全額、26年3月期の売り上げとして計上される見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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