石油資源開発が再び出直る、CO2地下貯留に政府補助と伝えられ注目し直される

■CO2の地中圧入実証プロジェクトに参加、貯留の実用化めざす

 石油資源開発<1662>(東証プライム)は1月14日、反発相場となり、1182円(45円高)まで上げた後も1170円前後で売買され、再び出直る相場となっている。掘削技術を応用してCO2を地中に圧入し、長期間とどまらせる方法の確立に向け、政府から受託した圧入実証試験などを行う日本CCS調査株式会社(JCCS)に筆頭株主として参加。14日は、「CO2地下貯留、費用補助」日本経済新聞1月14日付朝刊)と伝えられ、あらためて注目し直される相場となっている。

 CCSは、「工場や発電所などで発生するCO2を大気に排出する前に回収して地中に圧入し、長期間とどまらせる技術」(同社ホームページより)。「実用化には、CO2の圧入に適した地層の調査や、圧入するための坑井、そして長期かつ安定的に貯留するための技術や知見の確立が必要」。JCCSは、政府の実証プロジェクトとして北海道苫小牧沖海底下へのCO2大規模圧入の実証試験などを受託している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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