三菱電機、AWSとデジタル基盤強化と脱炭素化で戦略的協業、生成AI技術とクラウド連携でソリューション強化

■デジタル変革とデータセンター省エネを両輪

 三菱電機<6503>(東証プライム)は1月14日、Amazon Web Services(AWS)とデータセンター及びクラウドサービス事業における戦略的協業に向けた覚書を締結したと発表。同社独自のデジタル基盤「Serendie」によるデータ利活用ソリューションの強化と、データセンターの脱炭素化推進を通じて、持続可能な社会の実現を目指すものである。

 協業の中核となるのは、三菱電機が保有するデータや知見とAWSのクラウドコンピューティング・生成AI技術の融合である。具体的には、AI基盤の共同開発や業務プロセスの効率化、DX人材育成などに取り組む。これにより、デジタルマニュファクチャリングにおけるAIエージェントオーケストレーションの機能を持つ基盤開発や、スマートビル向けソリューションの開発を推進する計画である。

 さらに三菱電機は、空調システムや監視・制御システムなど、データセンター向け製品・ソリューションを活用し、省エネと安定稼働の実現を目指す。特に熱負荷予測に基づく空調制御など、新たなエネルギーマネジメント方式の開発に注力することで、生成AIの普及に伴う電力消費量増加という課題に対応し、データセンターの脱炭素化に貢献する方針を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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