清水建設、作業用ユニフォーム60tを土壌改良材として再資源化、年間3万着を継続的に回収

■不要ユニフォームの再資源化でCO2排出量80%削減へ

 清水建設<1803>(東証プライム)は1月14日、環境経営推進の一環として、不要となった作業用ユニフォームの再資源化に着手したと発表。第一弾として約14万着(60t)の旧ユニフォームを対象とし、以後も年間約3万着(15t)の着古したユニフォームを継続的に回収・再資源化する方針である。

 再資源化はクレサヴァの技術「CIRCULAR FARM」を活用し、回収したユニフォームを破砕・炭化処理して土壌改良材を製造する。炭化処理により有害物質を無害化でき、焼却処分と比較してCO2排出量を約80%削減できる。旧ユニフォームからは約8tの炭が焼成され、以降は毎年約2tの焼成が見込まれている。

 環境省の調査によれば、国内では年間約48.5万tの衣服が廃棄され、その大部分が焼却・埋め立て処分されている現状がある。清水建設は今後、ユニフォームの回収・再資源化を徹底し、自社グループ内での完全リサイクル実現を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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