アステナHDの11月決算は予想を大幅に上振れ営業利益は前期の2.5倍に

(決算速報)

■効率化や同業の一部医薬品販売中止による代替需要など寄与

 アステナHD(アステナホールディングス)<8095>(東証プライム)は1月14日の15時に2024年11月期の連結決算を発表した。

 10月に発表済みの前回予想を全体に上振れて着地し、売上高は前回予想を0.9%上回る579億93百万円(前期比11.6%増)となり、営業利益は前回予想を40.8%上回る28億15百万円(前期の約2.5倍)となった。ファインケミカル事業における事業効率化効果や、医薬事業における同業他社の一部製品が販売中止になったことを受けた代替需要、研究開発費の先送りなどが寄与した。親会社株主に帰属する当期純利益は約25億円の損失で、グループ会社が保有する固定資産の一部について減損損失を計上した。

 今期・25年11月期の連結業績予想は、売上高630億円(8.6%増)、営業利益20億円(29.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は黒字に復帰し11億円を見込んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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