■各利益は減益だが研究開発費など要因で「前向きな減益」の見方
ヤマシタヘルスケアHD(ヤマシタヘルスケアホールディングス)<9265>(東証スタンダード)は1月15日、2300円(45円安)を下値に切り返す相場となり、午前11時には2367円(12円高)をつけて前日比でも反発し、出直りを強めている。14日の夕方に発表した2025年5月期の第2四半期決算(24年6~11月・累計:中間期/連結)は増収減益だったが、減益要因には子会社のマイクロソニック株式会社で開発中の超音波画像診断装置「ブレストスキャン」にかかる研究開発費などがあり、「前向きな減益」との見方がある。
6~11月の連結決算は、売上高が前年同期比8.5%増加し、中核事業の医療機器販売で放射線機器等の設備需要が増加したことや診療材料等の医療機器消耗品の需要増等に加え、(株)鹿児島オルソ・メディカルの連結子会社化も上乗せになった。24年度を初年度とする「中期経営計画(25年5月期~27年5月期)」を推進しており、到達年度には連結売上高730億円、連結経常利益10億円、株価純資産倍率(PBR)1倍以上などをめざす。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)