■価格改定とコスト削減の効果も本格化へ、期待が再燃
JSP<7942>(東証プライム)は1月15日、2074円(20円高)まで上げた後も堅調で2日続伸基調となり、年初の1月6日に高値2198円をつけた後の調整相場から出直りを強めている。静電気を瞬時に逃がす発泡ポリエチレンシート「導電性ミラマット」や「エルブロック」などの梱包材、緩衝材の大手で、直近は、既存の土木用軽量盛土材に代わる新素材として注目される同社の『LACTIF』(植物由来原料のポリ乳酸発泡体)なども期待材料として注目されている。
第2四半期の連結業績(2024年4~9月・累計:中間期)は、「製品価格改定の取り組みが進展したことにより販売単価が良化」(決算説明資料より)、売上高は前年同期比7.5%増の713.88億円だった。今3月期の連結業績予想も売上高は1460億円(前期比8.6%増)と続伸を見込み、各利益はエネルギーコストや労務費、生産設備維持費用などの増加により微減を予想するが、価格改定とコスト削減の効果が本格寄与してくるため、株価はあらかた織り込み済みとの見方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)