■「Jトラスト銀行インドネシア」の貸出金残高は11月まで連続最高
Jトラスト<8508>(東証スタンダード)は1月16日、取引開始後に500円(12円高)まで上げて約1年ぶりの500円台に進み、その後は売買交錯だが底堅い相場となっている。東南アジア金融事業の中で「Jトラスト銀行インドネシア」は11月まで11か月続けて貸出金残高が最高を更新するなど好調に推移。そのインドネシアの中央銀行が15日に利下げを発表したため、景気拡大をアト押しする金融政策として注目材料視されている。
「インドネシア中央銀行は15日、政策金利(7日物リバースレポ金利)を0.25%引き下げ、5.75%にすると決めた。利下げは2024年9月以来、4カ月ぶり。インフレ懸念が後退するなか、国内景気をてこ入れする狙いがある」(日経電子版速報ニュース1月15日夕方)と伝えられた。Jトラストが開示する月次動向では、12月のJトラスト銀行インドネシアの貸出金残高は12か月ぶりに増勢一服となり、前月比7.5%減の26兆5280億ルピアだった。11月まで11か月続けて最高を更新し、同じく11か月連続最高を更新してきた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)