【株式市場】前場の日経平均は107円高、NYダウ大幅高など好感するが金利高・円高でTOPIXは小安い

◆日経平均は3万8551円96銭(107円38銭高)、TOPIXは2690.18ポイント(0.63ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億9293万株

 1月16日(木)前場の東京株式市場は、NYダウの703ドル大幅高やNASDAQの6日ぶり反発などが好感された一方、日銀の利上げ観測が再燃し円高にもつながったため、日経平均は午前9時半過ぎの487円高をピークに値を消し始め、11時には41円高まで上げ幅を縮めて前引けは107円高となった。半導体関連株や証券株が一部を除いて値上がりし、円高が追い風のニトリHD<9843>(東証プライム)、金利上昇が追い風の第一生命HD<8750>(東証プライム)なども高い。TOPIXは小安い。

 大真空<6962>(東証プライム)が急伸し自社株買いと買い取った株式の消却発表など好感。神戸物産<3038>(東証プライム)は急激に出直り円高を好感。REVOLUTION<8894>(東証スタンダード)は1月締めの第1四半期決算に期待あるようで急出直り。ジェイホールディングス<2721>(東証スタンダード)はM&A積極的で再び急伸しストップ高。WillSmart<175A>(東証グロース)は相談役に京王電鉄の代表取締役会長が就任との発表などで急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は8億9293万株、売買代金は1兆9734億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は664銘柄、値下がり銘柄数は909銘柄。

 東証33業種別指数は18業種が値上がりし、証券商品先物、石油石炭、サービス、保険、パルプ紙、その他製品、情報通信、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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