ヘリオスが後場一段高、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)治療薬に関する開示に期待高揚

■承認申請に向け進展、米国でのグローバル第3相試験に向け準備

 ヘリオス<4593>(東証グロース)は1月16日の後場一段高となり、13時過ぎに23%高の246円(46円高)まで上げる場面をみせて一段と出直る相場になっている。15日の15時30分に急性呼吸窮迫症候群(ARDS)治療薬(MultiStem)の条件及び期限付承認申請の状況について開示し、期待が高揚している。

 発表によると、同治療薬の日本国内での条件及び期限付承認申請に向け、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)と相談を進めてきた結果、本日、臨床パートに関する当局相談を実施し、概ね合意することができた。今後米国を中心に行う第3相試験のデータをもって本承認を判断する方針について合意が得られた。米国におけるグローバル第3相試験開始に向けた準備と合わせ、詳細が決定次第公表していく。

 ARDSは、様々な重症患者に突然起こる呼吸不全の総称。原因疾患は多岐にわたり、新型コロナウイルス感染症の重症患者においても併発することが確認されているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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