マーケットエンタープライズ、埼玉県三芳町が不要品リユース事業で「おいくら」と連携を開始
- 2025/1/16 13:47
- プレスリリース
■新施策導入によるリユース意識促進へ
埼玉県三芳町(町長:林 伊佐雄)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2025年1月16日(木)に地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携を開始すると発表。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、三芳町の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指すものである。
■背景・経緯
三芳町では、これまで粗大ごみとして廃棄された家具や自転車の再生販売や、民間事業者と連携して不要品譲渡や譲受を促すなど、リユース推進を積極的に進めてきた。更なるリユースを促進させるために町では、住民のリユース促進につながる新たな施策導入の可能性を模索していた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。
■「おいくら」とは・・・
おいくらは、マーケットエンタープライズが展開するリユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ130万人(2024年6月末日)の方に利用されている。
■三芳町の課題と「おいくら」による解決策
三芳町では、月に2回、指定集積所にて粗大ごみの収集を行なっているが、大型品や重量のあるものでも、町民が自宅の外へ運び出す必要がある。そのため、町民からは「自宅まで不要品を取りに来てほしい」「集積所が自宅から離れた場所にあり、遠い」などの声が寄せられていた。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできる。加えて、町では回収を行なっていない冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があり、不要品売却と受け渡しは、最短で「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、町民のサービス利用はもちろん、町の費用負担もない。
■今後について
1月16日(木)13時(公開時間が前後する可能性がある)に三芳町ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。三芳町と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、本取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを町民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、町民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指すものである。
■埼玉県入間郡三芳町
三芳町は、都心から30キロ圏内の武蔵野台地の北東部に位置する。西から東へ緩やかに傾斜する関東ローム層の台地である。1965年以降の高度経済成長期に人口が急増し、1970年に町制を施行した。商工農のバランスの取れた町として現在に至っており、都市近郊でありながら、三富開拓地割遺跡を代表とする平地林や優良農地など、貴重な里山風景が残されている。また、360年以上続く「武蔵野落ち葉堆肥農法」は、日本農業遺産・世界農業遺産に認定されており、その伝統が受け継がれている。
・人口:37,411人(男性18,545人、女性18,866人)(2024年11月30日)
・世帯数:17,120世帯(2024年11月30日)
・面積:15.33平方キロメートル(2024年12月27日)
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)