マーケットエンタープライズ、宮城県で初導入!利府町が不要品リユース事業で「おいくら」との連携を開始

■施策導入でリユースしやすい環境整備と廃棄物削減へ

 宮城県利府町(町長:熊谷 大)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2025年1月16日(木)に、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、宮城県初となる連携をスタートする。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、利府町の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指すものである。

■背景・経緯

 利府町では、ごみの排出量が増加し、ごみ処理費用の増加を課題と捉えている。粗大ごみとして廃棄された不要品の中にはリユース可能なものが多く含まれており、町では、町民のリユース意識促進につながる新たな施策導入の可能性を模索していた。他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、マーケットエンタープライズが利府町に働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。

■「おいくら」とは・・・

 おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ130万人(2024年6月末日)の方が利用している。

■利府町の課題と「おいくら」による解決策

 利府町では、月に2回、指定集積所での粗大ごみ収集を無料で行なっているが、大型品や重量のあるものでも、町民が自宅の外へ運び出す必要がある。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し、運び出しまで対応する出張買取が可能で、売却が容易にできる。加えて、町では回収を行なっていない冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も、まだ使えるものであれば買取できる可能性があり、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、町民のサービス利用はもちろん、町の費用負担もない。

■今後について

 1月16日(木)15時30分(公開時間が前後する可能性がある)に利府町ホームページ内へ「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。利府町と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、本取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを町民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、町民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指すものである。

■宮城県宮城郡利府町

 利府町は、宮城県のほぼ中央部に位置している。東方部を松島町、西方部を富谷市、南方部を仙台市及び多賀城市、塩竈市、北方部を大和町と大郷町に接している。古くは多賀城の国府に、近世に入ってからは仙台城下に接していることから北方の要衝として栄えている。また、現在は、政令指定都市である仙台市の中心部まで約30分の通勤・通学圏であり、2015年度までは新興住宅団地を中心に人口の増加傾向が続いた。2016年度以降、人口は横ばいの傾向となっている。

・人口:35,863人(男17,687人、女18,176人)(2024年12月31日)
・世帯数:14,477世帯(2024年12月31日)
・面積:44.89平方キロメートル(2024年11月30日)
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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