【株式市場】日経平均は128円高で6日ぶり反発だが金利など不透明でTOPIXは小反落

◆日経平均は3万8572円60銭(128円02銭高)、TOPIXは2688.31ポイント(2.50ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億7226万株

 1月16日(木)後場の東京株式市場は、前場の長期金利上昇が一服傾向となった一方、台湾の半導体大手TSMCの四半期決算が伝えられて半導体株の一角が14時半頃に一時軟化したため、日経平均は175円高で始まった後次第に値を消し、14時半過ぎに18円安まで軟化した。しかし、東京エレク<8035>(東証プライム)やソシオネクスト<6526>(東証プライム)が大引けにかけて急激に持ち直すなどで日経平均も高くなり6日ぶりに反発した。

 後場は、古河電工<5801>(東証プライム)が一段と上げ、業界紙に載ったトップ談話など材料視。日野自<7205>(東証プライム)は一段ジリ高となり米国での訴訟和解など好感。クシム<2315>(東証スタンダード)も一段と上げて3日連続出直り幹部によるインサイダー情報漏洩等に関する諸般の情勢が峠を越えたとの見方。津田駒<6217>(東証スタンダード)は15時発表の四半期決算が好感され急伸。ウェルディッシュ<2901>(東証スタンダード)は後場寄りに急伸して売買活発化し復配と株主優待の拡充を好感。ククレブ・アドバイザーズ<276A>(東証グロース)は業績予想の増額修正を受けて前場ストップ高で売買され後場は大引けまで買い気配。レナサイエンス<4889>(東証グロース)は後場一段高で始まりストップ高となり糖尿病患者のインスリン投与量を予測する人工知能(AI)臨床性能試験に関する発表を好感。

 東証プライム市場の出来高概算は17億7226万株(前引けは8億9293万株)、売買代金は4兆4318億円(同1兆9734億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は610(前引けは664)銘柄、値下がり銘柄数は968(同909)銘柄。

 東証33業種別指数は18業種(前引けも18業種)が値上がりし、値上がり率上位は、証券商品先物、石油石炭、サービス、パルプ紙、保険、機械、金属製品、その他製品、不動産、小売、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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