持ち家層の79%、賃貸層の86%が老後に不安、「ハウス・リースバック」の認知度は東京都48%、大阪52%、「リバースモーゲージ」は東京46%、大阪58%
- 2025/1/20 13:31
- プレスリリース
■And Doホールディングス「第3回老後の住まいとお金に関する調査」
ハウスドゥブランドで不動産事業を全国展開するAnd Doホールディングス<3457>(東証プライム)は、このほど、50歳以上を対象に、老後の不安や住居、老後資金対策などの「第3回老後の住まいとお金に関する調査」を実施した。
【調査分析トピックス】
■持ち家層の79.2%、賃貸層の85.8%が老後に不安を感じている
・賃貸層の方が「不安を感じる」と回答した人が多い結果に
■主な老後不安は「自身の健康面」「老後の生活資金」「介護の心配」
・持ち家層の71.4%、賃貸層の84.8%が「老後の生活資金」に不安があると回答
■持ち家層、賃貸層とも「一人あたりの老後資金」の理想と現実にギャップ
・老後資金の理想額:持ち家層は2000万円台、賃貸層は1000万円台が最多
・持ち家層、賃貸層とも、準備できている老後資金は1000万円未満が最多
■持ち家層の72.7%は老後も現在の住まい(自宅)に住みたいと回答
■持ち家層の「リースバック」と「リバースモーゲージ」の全国平均認知度は
・「リースバック」:22.1%(東京都47.6%、大阪府52.2%)、
・「リバースモーゲージ」20.0%(東京都45.8%、大阪府57.9%)
東京都、大阪府の「リースバック」、「リバースモーゲージ」の認知度は全国平均を
大きく上回る結果になった。
【調査概要】
・調査期間:2024年9月3日~18日
・調査方法:インターネット調査
・調査数(有効回答数):50歳以上の持ち家に居住:787人、賃貸に居住:169人 合計:956人
(※)構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計して100にならない場合がある。
■自宅などを活用した資金調達方法「ハウス・リースバック」「リバースモーゲージ」
Q.あなたの老後について、不安に感じる(感じた)ことは?
持ち家層で「不安を感じる」「少し不安を感じる」との回答の合計は79.2%、一方、賃貸層の回答では同合計が85.8%となった。持ち家層も賃貸層も老後への不安を感じている人が多い傾向だが、賃貸層の55.0%が「不安を感じる」と回答していることもあり、賃貸層の方が老後不安を感じている人が多いことが分かった。
Q.あなたの老後について、どのようなことに不安を感じる?
老後について「不安を感じる」「少し不安を感じる」と回答した人に、どのようなことに不安を感じるか聞いたところ、「自身の健康面」「老後の生活資金」「介護の心配」が上位を占めた。持ち家層では、「自身の健康面」の不安が1位で77.2%、2位は「老後の生活資金」の不安で71.4%の方が回答した。賃貸層では「老後の生活資金」の不安が1位で84.8%の方が回答、また44.1%の方が「老後に生活する場所・地域」と回答しており、賃貸層ならではの不安も浮き彫りになっている。
Q.あなた自身(お一人あたり)の「老後資金(金融資産)」は、いくらくらいあれば大丈夫と思うか?
実際のところ、老後資金についてどのように思っているのかを持ち家層と賃貸層にそれぞれ聞いてみた。「必要な一人あたりの老後資金」について、持ち家層は2000万円台が23.8%で最多、賃貸層は1000万円台が18.9%で最多(「分からない」を除く)。一方で「分からない」と回答した方が、持ち家層で16.6%、賃貸層で26.0%と一定数存在している。
しかし、「現在、準備できている一人あたりの老後資金」をお聞きしたところ、持ち家層では、1000万円未満が28.3%、賃貸層では1000万円未満が33.1%と最多で、想定している老後資金の準備が現実問題として、進んでいないということがわかった。準備する老後資金に関する理想と現実のギャップが浮き彫りになっている。
Q.あなたは老後、どこに住もう(生活しよう)とお考えですか?
また、「老後、どこに住もう(生活しよう)とお考えですか」、と聞いたところ、持ち家層の 72.7%が自宅(現在の住まい)と回答。多くの方が、老後の住まいに関しては現在の自宅での生活を望んでおられることが見て取れる。
Q.「老後資金の対策(老後資金づくり)」として、ご存じのものは
持ち家層の「老後資金対策(老後資金づくり)」としての全国平均の認知度は、「貯蓄」75.8%、「投資・資産運用」53.3%、「退職金」50.1%が大きな割合を占めている。自宅を活用した老後資金対策として、自宅を売却後も賃貸で住み続けられる「リースバック」と自宅を担保に月々の支払いは利息のみの「リバースモーゲージ」があるが、認知度は「リースバック」22.1%、「リバースモーゲージ」20.0%となった。
東京都、大阪府でみると、東京都の認知度は「リースバック」47.6%、「リバースモーゲージ」45.8%、大阪府の認知度は「リースバック」52.2%、「リバースモーゲージ」は57.9%といずれも全国平均を大きく上回っている。これは様々な要因が考えられるが、総じて住宅・土地の流動性が高いことから、自宅を活用した老後資産対策として、リースバック、リバースモーゲージを検討されることや、各社が老後資金ニーズを見込み積極的なプロモーション活動を推進したことにより、認知度が高まったことなどが推測される。
■「不動産×金融」で、超高齢社会の老後資金ニーズにも対応
自宅などの不動産を活用した資金調達方法「ハウス・リースバック」「リバースモーゲージ」。同社は、不動産業を通じて社会課題の解決を図るべく、「不動産」と「金融」の分野で、新たなサービスの創出に努めており、全国714店舗(2024年12月末現在)のネットワークを持つハウスドゥの地域密着による不動産販売力・査定力・信用力によって実現した。
「事情があり資金作りのために自宅を売却しなければならないけれど、本当は引っ越したくない」というお客さまの声から、自宅を売却後もそのまま住み続けられる「ハウス・リースバック」を業界に先駆けてサービスの提供を開始し、累計で6000件超の契約数に至っている。また、シニア層の老後資金ニーズを満たす金融サービスが不十分な世間の状況を捉え、金融機関向けに、自宅を担保としたシニア専用ローン「リバースモーゲージ」に対する保証業務を2017年に開始。現在、全国54の金融機関と提携が進み、保証残高も200億円超と拡大している。今後も不動産を活用した高齢者層に向けたサービスの拡充・普及に努めていく。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)