【株式市場】日経平均は125円高、後場は小高いまま小動きだが6日ぶりに3万9000円台を回復

◆日経平均は3万9027円98銭(125円48銭高)、TOPIXは2713.50ポイント(2.23ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億3819万株

 1月21日(火)後場の東京株式市場は、日経平均が上げ幅50円前後から100円超の水準で大引けまで小動きを続け、前場の上下590円幅の振幅から一転、様子見の相場になった。前場は米国20日に就任したトランプ大統領の発言に一喜一憂だったが、後場はソシオネクスト<6526>(東証プライム)が一段ジリ高など半導体関連株が強く、米国での収益が多い住友林業<1911>(東証プライム)も一段高。ここ軟調だった商船三井<9104>(東証プライム)なども堅調に推移。日経平均は終値で1月10日以来6日ぶりに3万9000円台を回復。前場は軟調だったTOPIXも堅調続伸となった。

 後場は、極東証券<8706>(東証プライム)が急伸商状となり業績予想の増額を好感。タムラ製<6768>(東証プライム)は後場寄り後に一段と上げて推移しモルガン・スタンレーMUFG証券による投資判断を好感。東京ボード<7815>(東証スタンダード)は製品の環境ラベル検証取得など材料視され後場は大引けまで買い気配のままストップ高。イボキン<5699>(東証スタンダード)は15時に業績予想の増額を発表し急動意。レナサイエンス<4889>(東証グロース)も後場一段と上げてストップ高となり信用取引規制の発動を受けた手じまいの中で今日は売却より買い戻しが勝ったとの見方。ベースフード<2936>(東証グロース)は今期の黒字化期待が衰えず一段と出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は15億3819万株(前引けは8億5166万株)、売買代金は3兆5062億円(同1兆9213億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は940(前引けは845)銘柄、値下がり銘柄数は615(同715)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、繊維製品、ゴム製品、空運、海運、精密機器、陸運、倉庫運輸、建設、金属製品、化学、小売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  2. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…
  3. ■脱炭素とデジタル革新:万博から広がるビジネスチャンス  本日2025年4月13日に開幕した大阪・…
  4. ■関税不安の裏で進む金市場の静かな熱気  トランプ関税による世界同時不況懸念が強まり、金先物価格が…
  5. ■トランプ政権の暴走がもたらすリスク回避の波  こんな言い方をしたら今の若い市場参加者の方々にはイ…
  6. ■関税応酬が金融市場を直撃!パンデミック以来の暴落規模に  2025年4月4日、ニューヨーク株式市…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る