【株式市場】前場の日経平均は576円高、NY株の大幅高や米国の巨額AI開発事業など好感

◆日経平均は3万9604円71銭(576円73銭高)、TOPIXは2738.91ポイント(25.41ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億7838万株

 1月22日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの537ドル高やトランプ米大統領が発表した巨額AI開発事業などを受け、日経平均は327円高で始まった後も次第高となり、午前11時頃に619円高の3万9647円まで上げ、前引けも上げ幅500円台で大幅続伸となった。米国の巨額AI開発事業に投資するソフトバンクG<9984>(東証プライム)が活況高となり、古河電工<5801>(東証プライム)などの電線株が全面高。半導体関連株もディスコ<6146>(東証プライム)やマルマエ<6264>(東証プライム)など幅広く値上がりし、自動車、重工株なども上げ、日本航空<9201>(東証プライム)など空運株の出直りも目立った。

 フジテレビのフジ・メディア・HD<4676>(東証プライム)が4日続伸し、米投資ファンドが2度目の書簡を送付と伝えられたことや臨時役員会の23日開催などを受けてMBO(経営陣による買収)への思惑などもある模様で活況高。パレモHD<2778>(東証スタンダード)は株主優待の再開が好感され急伸。スパンクリート<5277>(東証スタンダード)はPBR0.3倍台とあって資本効率改善策への期待強いようで再び急伸。リミックスポイント<3825>(東証スタンダード)はトランプ大統領の暗号資産政策やビットコイン相場の評価益への期待など材料視され一段高。レナサイエンス<4889>(東証グロース)は連日ストップ高となり信用取引への規制発動を受けカラ売り筋の買い戻しが増加とされ一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億7838万株、売買代金は2兆3672億円。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は1073銘柄、値下がり銘柄数は501銘柄。

 東証33業種別指数は22業種が値上がりし、非鉄金属、機械、その他製品、電気機器、情報通信、証券商品先物、輸送用機器、精密機器、空運、金属製品、繊維製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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