■国のエネルギー基本計画が原発推進型に転換したことも材料視
ベステラ<1433>(東証プライム)は1月23日、1045円(15円高)まで上げた後も堅調に売買され、昨年12月30日につけた戻り高値1093円に向けて出直っている。電力、石油精製、石油化学、製鉄、製鋼、ガスなどのプラント解体マネジメントの大手で、「売上高、利益ともに4Qに増加の予定」(3Q:第3四半期決算説明資料より)。第3四半期までの連結業績(2024年2~10月・累計)は売上高が過去最高を達成し、営業利益は前年同期比31%増加など好調だったため、1月決算への期待が強い相場になっている。
国の「第7次エネルギー基本計画」が原発推進型に転換したことも期待材料視されている。同計画は24年12月中旬に原案が公表され、東日本大震災以降「盛り込んできた『原子力依存度を可能な限り低減する』との文言を初めて削除、原発の建て替えにも言及した」(日経電子版1月22日の記事より)。中長期的な追い風として注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)