【株式市場】日経平均は312円高、ここ休養含みだった主力株も動意を強め一時4万円台を回復

◆日経平均は3万9958円87銭(312円62銭高)、TOPIXは2751.74ポイント(14.55ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億7279万株

 1月23日(木)後場の東京株式市場は、三菱重<7011>(東証プライム)が一段と上げて9%高に迫り、TDK<6762>(東証プライム)も一段高など、ここ休養含みだった主力株も動意を強め、日経平均は寄り後に前場の高値を抜いて4万円台に乗り、大引け間際に4万36円87銭(389円82銭高)まで上げた。3日続伸。半導体後工程のTOWA<6315>(東証プライム)が一段高など半導体関連株が強く、業績予想を増額修正したインフォマート<2492>(東証プライム)は一段と出直りを拡大。J.フロント・リテ<3086>(東証プライム)など百貨店株も高い。

 後場は、東京計器<7721>(東証プライム)や日製鋼<5631>(東証プライム)が一段高となり米トランプ政権の発足を受けて防衛費増額の観測など再燃の様子。力の源HD<3561>(東証プライム)も一段と強含んで連日大きく出直り、株主優待の拡充を好感。エヌエフHD<6864>(東証スタンダード)も一段と上げ世界的なデータセンター設置拡大にともなう電力需要や水素発電など材料視。STG<5858>(東証グロース)は業績・配当予想の増額修正が好感されて前場ストップ高に達し後場は大引けまで買い気配。ティムス<4891>(東証グロース)も一段と上げ急性期脳梗塞治療薬候補の2月学会発表に期待が強まった。

 東証プライム市場の出来高概算は18億7279万株(前引けは9億7201万株)、売買代金は4兆6322億円(同2兆4324億円)。プライム上場1643銘柄のうち、値上がり銘柄数は639(前引けは472)銘柄、値下がり銘柄数は936(同1102)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、非鉄金属、その他製品、機械、不動産、パルプ紙、情報通信、サービス、電気機器、空運、鉱業、海運、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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