インフォマートと名古屋工業大学が、フード業界の発展を目指してAIを活用した共同研究を開始
- 2025/1/24 12:46
- プレスリリース
デジタルの力であらゆる業務を効率化するインフォマート<2492>(東証プライム)と国立大学法人名古屋工業大学(所在地:愛知県名古屋市昭和区)は1月24日、フード業界の発展を目指し、AIを活用した共同研究を開始したと発表。
■背景
同社は、フード業界に「おいしい未来」をつくりたいという想いから、25年以上にわたり外食企業とその取引先である食品卸企業の双方に寄り添ってきた。業務効率化だけでなく、その先にある顧客の成果実現を目指している。
近年、外食企業や食品卸企業は「人手不足」や「原材料の高騰」等の課題に直面している。特に「人材不足」に悩む企業が多く、コスト削減や業務効率化が求められる中で、優秀な人材の確保がより一層困難となっている。さらに、2030年問題により生産年齢人口が減少することが予測されており、労働力不足のさらなる深刻化が懸念されている。
そこでこの度、データ解析・活用を通じて、外食企業と食品卸企業を取り巻く様々な課題を解決するため、名古屋工業大学と共同研究を開始した。名古屋工業大学が有する高度なAI技術と、同社が有する膨大なデータを掛け合わせ、オープンイノベーションで研究を進める。(※)
(※)データの取り扱いについては、同社サービスの利用規約に基づき、適切な安全管理措置のもと厳正に取り扱われる。
■共同研究の内容
同研究では、同社が有するデータの解析・活用を通じて、外食企業と食品卸企業をはじめとするフード業界の課題解決やさらなる発展を目指す。同社が長年培ってきた外食企業や食品卸企業とのネットワークを活かし、名古屋工業大学が取り組んできたAI研究をサポートする。
まずは、飲食店の経営者をはじめとする現場の声をヒアリングし、現状の課題を追究する。その後、関連情報を取得・整備して構築したビッグデータをAIで分析することで、外食企業と食品卸企業の課題解決策を明らかにし、フード業界の発展に貢献する。
■名古屋工業大学 田口研究室について
田口研究室では、画像による自動不良検査や、自律移動ロボットの制御、ロボットがユーザの発話を理解するための言語理解・言語獲得機構の開発、および画像・言語処理技術を用いたサービスに関する研究を進めている。
【田口 亮 准教授】
2008年豊橋技術科学大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。同年、名古屋工業大学助教。2018年同大学准教授、現在に至る。情報工学の教育だけでなく、社会人教育や分野融合教育に携わる。画像認識、ロボットの言語理解・獲得に関する研究に従事。2011年人工知能学会論文賞受賞。人工知能学会、日本認知科学会、情報処理学会、日本ロボット学会、言語処理学会各会員。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)