イノベーションとシャノン、マーケティングオートメーション市場での競争力強化へ資本業務提携を協議
- 2025/1/28 08:13
- IR企業情報

■販売力強化と海外展開を推進、2025年3月末までに提携内容を確定
イノベーション<3970>(東証グロース)とシャノン<3976>(東証グロース)は1月27日、資本業務提携に向けた協議を開始することで合意したと発表。イノベーションは既に公開買付けを通じてシャノンの株式56.71%を取得し、親会社となっている。両社は日本のマーケティングオートメーション市場の健全な再編を進める第一歩として、両社が保有するリソースやノウハウを活用した事業シナジーの最大化を目指している。
同提携では、イノベーションの「List Finder」とシャノンの「SHANON MARKETING PLATFORM」の特性を活かした販売連携を通じ、マーケティング活動の効率化や顧客訴求力の強化を図る。また、両社の事業ネットワークと技術力を統合し、国内市場でのシェア拡大に加え、カスタマイズ性を強みとした海外展開も視野に入れている。
国内MA市場は2023年から2028年まで年平均6.0%の成長が見込まれているものの、SalesforceやAdobeなどの外資系企業による多額の資本投下により、国内企業の競争力が低下している状況にある。両社は同提携を通じて市場構図の変革を目指すとともに、今後、他の国内企業との連携拡大も模索していく方針である。なお、同提携の具体的な内容は2025年3月下旬までに確定する予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)