■健康意識の高まりに応える広告戦略、信頼を得た「プラズマ乳酸菌」の機能性
キリンホールディングス<2503>(東証プライム)は1月28日。同社の「プラズマ乳酸菌」関連事業の、2024年の年間販売金額が230億円を突破し、前年比10%の成長を記録したと発表。この成長は、国内の高まる健康志向に応じたプロモーションの成果と、信頼感を高める広告展開によるものである。特に「免疫機能の維持」という科学的根拠を分かりやすく伝える取り組みが、消費者の購買意欲を喚起した。
これまで冬に集中していた「免疫ケア」の取り組みを、2024年は年間を通じたプロモーションに拡大。春の寒暖差や夏の猛暑を背景にした新たな提案や、大人気アニメとのコラボレーションが好評を博した。この結果、飲料カテゴリーでは前年比約1割増、サプリメントカテゴリーでは約3割増と大幅な売上拡大を達成した。
「プラズマ乳酸菌」の海外販売も好調で、特にベトナムでの販売額が前年比200%を超えたことが注目される。国内外での積極的な展開が進む中、キリングループは「ヘルスサイエンス事業」を強化し、明るく健康的な社会の実現を目指している。この研究を基盤とした取り組みが、今後もさらなる成長に期待がかかる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)