日立、機密情報をセキュアに扱えるノーコードプラットフォームサービスを販売開始

■ノーコードアプリ開発の新たな選択肢、機密情報もセキュアに管理

 日立製作所<6501>(東証プライム)は1月29日から、機密情報をセキュアに扱えるノーコードプラットフォームサービスの販売を開始すると発表。このサービスは、日立独自のデータセキュリティ技術を活用した「匿名バンク」と、システナ社のノーコードプラットフォーム「Canbus.」を組み合わせることで、機密情報の安全性とアプリケーション開発の利便性を両立している。これにより、従来クラウドでは扱いにくかった機密情報もセキュアに管理できるため、より多くの業務に適したアプリケーションを容易に開発でる。

 ノーコードアプリは、プログラミング知識がなくてもGUI上の簡単な操作でアプリケーションを開発できるため、近年DXの推進に伴い需要が高まっている。しかし、機密情報を扱う場合、情報漏えいのリスクが高く、適切なセキュリティ対策が求められていた。日立の「匿名バンク」は、独自の「秘匿化技術」と「仮名化技術」により、機密情報をクラウド上でセキュアに扱うことが可能。これにより、情報漏えいのリスクを低減し、経済安全保障にも貢献する。

 同サービスは、機密情報をセキュアに扱いながら、業務に適したアプリケーションを容易かつ柔軟に開発できる利便性を備えている。ITの専門知識を持たない現場担当者でもアプリケーションのカスタマイズが可能で、業務プロセスの変更に柔軟に対応できる。日立は今後も、安全性と利便性を高いレベルで満たす機密情報の管理や活用を支援し、高度化・複雑化する情報社会の要請に応えるとともに、さらなるDXの推進に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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