■原料調達に利点のある立地で少品種・大量生産ライン
ピックルスHD(ピックルスホールディングス)<2935>(東証プライム)は1月30日、一段と出直りを強める相場となり、3%高の1065円(34円高)まで上げて約1カ月ぶりに戻り高値を更新している。今2月期も各利益予想を連続最高益の見込みとするなど業績が好調で、2月決算への期待が再燃する相場とみられている。
原料野菜の高騰がいわれる中で、同社が2024年2月に稼働を開始した茨城新工場は、「原料調達に利点のある立地(日本一の白菜の産地:茨城県八千代町)」(決算説明資料より)にあり、「機械化された少品種・大量生産ライン」(同)を生かしてコスト競争力を強めている。機械化・省人化の新ラインは他の既存工場にも展開する方針だ。
今期・25年2月期の連結業績見通しは、12月下旬に発表した第3四半期決算発表の時点で売上高を前期比1.1%増、営業利益を同1.9%増、親会社株主に帰属する当期純利益を同2.1%増としたが、株式市場には上振れ期待が強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)