TACが急反発、業績への期待など強く押せば買いが入る相場

■公務員の兼業、副業の弾力化やリスキリングが追い風に

 TAC<4319>(東証スタンダード)は1月31日、10%高の216円(20円高)まで上げた後も210円前後で堅調に売買され、昨30日の9%安(19円安の196円)から急反発となっている。資格取得講座の大手で、2月6日に第3四半期決算を発表する予定。昨24年11月には第2四半期の連結業績予想を大幅に増額修正するなどで業績は好調なため、下押せば買いが入る相場になっている。24日に開幕した通常国会では、石破首相が地方公務員の兼業、副業の弾力化する方針を示した。事業に追い風とみられている。

 2024年11月に第2四半期の業績予想(2024年4~9月:中間期/連結)を大幅に増額修正し、経常利益は5月に開示した従来予想を79.6%上回る見込みに見直した。個人教育事業の講座申し込みが好調だった上、オンライン受講の高まりなどを受けてコスト構造の見直しを行った成果が発現した。この傾向は下期も続くとみられ、リスキリング(学び直し)の潮流などが追い風となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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