WOWOW、第3四半期は増収も大幅減益、会員収入減や番組費増が影響

■売上高は微増も営業利益は4割減、為替差益は業績予想に織り込み済み

 WOWOW<4839>(東証プライム)は1月31日、2025年3月期第3四半期の決算を発表した。売上高は前年同期比2.0%増の564億4400万円と微増だったものの、営業利益は同38.2%減の14億9700万円、経常利益は同26.2%減の22億100万円と大幅な減益となった。

 会員収入の減少に加え、番組費等の費用が増加したことが主な要因。また、保有する上場有価証券の一部売却益を計上した一方で、4Kチャンネル「WOWOW 4K」の放送サービス終了とコンテンツ情報統合管理システムの開発中止を決定したことによる減損損失を計上したことも、純利益を押し下げる要因となった。

 なお、同社は第3四半期連結累計期間において為替差益4億1900万円を営業外収益に計上したが、これは2025年3月期の業績予想に織り込み済みであるため、業績予想の変更はないとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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