■GPUクラウドサービス牽引、通期の営業利益は予想を31%上回る見込みに
さくらインターネット<3778>(東証プライム)は1月31日の正午過ぎに第3四半期決算と2025年3月通期連結業績予想の増額修正を発表。株価は一段と出直りを強め、14時30分を過ぎて5333円(171円高)まで上げている。5300円台は1月15日以来、半月ぶりになる。
第3四半期決算(2024年4~12月・累計/連結)は、24年1月に開始したGPUクラウドサービスが大幅に成長して収益を牽引した。売上高は前年同期比36.6%増加し、営業利益は476.3%増(5.7倍)になった。また、旺盛なAI開発需要を背景にGPU基盤の早期整備に向けて「NVIDIA H100 TensorコアGPU」800基の追加投資を行い、24年12月よりサービス提供を開始した。こうした展開により、3月通期の連結業績予想を全体に増額修正し、3月通期の連結売上高は9月に開示した前回予想を6.9%上回る見込みに見直し、営業利益は同30.8%上回る見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同35.5%上回る見込みに見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)