■営業・経常利益とも中間期で67%を達成、AIの追い風本格化
ヤマシタヘルスケアHD(ヤマシタヘルスケアホールディングス)<9265>(東証スタンダード)は2月3日、2230円(50円高)まで上げた後も堅調に売買され、全体相場が日経平均1000円安(2.5%安)、TOPIX(東証株価指数)の61ポイント安(2.2%安)となっている中で強い値動きを見せている。半導体産業でにぎわう九州を地盤とする医療機器や関連商材の専門商社。1月中旬に発表した第2四半期決算(2024年6~11月・中間期/連結)は各利益とも減益だったが、5月通期予想に対する進捗率の好調さなどが注目されている。
中間決算発表では、今期・25年5月期の連結業績予想を全体に据え置き、24年7月に開示した前回予想のまま、売上高は673億19百万円(前期比9.4%増)、営業利益は7億71百万円(同20.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億09百万円(同12.2%減)とした。これに対し、中間期(上期)までの進捗率は、売上高で46.6%だが営業利益は67.7%に達し、経常利益も67.2%を達成した。医療機器の世界はAIを援用する次世代機器への転換、入れ替えが本格化すると見られており、業績上振れの期待が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)