パナソニックHDが急伸、四半期決算発表の1時間後に「グループ経営改革」を発表、期待強まる

■25年度中に見極めが必要な事業の方向づけを行い収益向上めざす

 パナソニックHD(パナソニック ホールディングス)<6752>(東証プライム)は2月5日、取引開始後に15%高の1755.5円(226.0円高)まで上げ、午前10時を回っても13%高前後のまま急伸一段高となっている。4日の15時30分に第3四半期決算を発表し、その1時間後に「グループ経営改革(要旨)」も発表。2028年度にROE(株主資本利益率)を直近の7%前後から10%以上に向上させるなどの取り組みに期待が強まっている。

 第3四半期決算発表では、3月通期の連結業績予想のうち売上高を下方修正し、通期の連結業績予想は売上高を8兆3000億円(前期比2.3%減)、営業利益を3800億円(同5.3%増)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は3100億円(同30.2%減)とした。

 改革要旨では、25年度中に、課題事業と、再建あるいは事業立地の見極めが必要な事業の方向づけを行い、25年度は経営改革に集中。26年度までに1500億円以上、28年度までに更に1500億円以上(計3000億円以上)の収益改善効果を目指す、などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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