【株式市場】日経平均は33円高、後場は日本製鉄や日立などの上げ目立ち2日続伸

◆日経平均は3万8831円48銭(33円11銭高)、TOPIXは2745.41ポイント(7.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は21億9328万株

 2月5日(水)後場の東京株式市場は、昼頃にかけて進んだ円高が次第に一服し、日経平均は13時頃から前日比で小高くなり、112円高(3万8910円)まで上げる場面を見せて底堅い相場になり、15時過ぎに一時軟化したが大引けは堅調で2日続伸となった。前引けにかけてダレ模様になった日本製鉄<5401>(東証プライム)や日立<6501>(東証プライム)が持ち直し、正午に四半期決算を発表した日本郵船<9101>(東証プライム)が一段高。トヨタ<7203>(東証プライム)は13時半の発表を受けて次第高。日産自<7201>(東証プライム)は15時前に経営統合の撤回観測が伝えられて急激に値を消した一方、ホンダ<7267>(東証プライム)は一段と上げた。

 後場は、バンダイナムコHD(バンダイナムコホールディングス)<7832>(東証プライム)が一段高となり、正午前に発表した四半期決算と自社株買い、通期業績・配当予想の増額修正など好感。日鉄ソリューションズ<2327>(東証プライム)も一段強含んで始まり4日発表の四半期決算など好感されて本日の高値圏で推移。アルメディオ<7859>(東証スタンダード)も一段高となり自社株買いが好感されて出直り急激。DNAチップ研究所<2397>(東証スタンダード)、テクノスジャパン<3666>(東証プライム)、プロトコーポレーション<4298>(東証プライム)、東都水産<8038>(東証スタンダード)はTOB(株式公開買付)を受けて急動意。

 5日新規上場の技術承継機構<319A>(東証グロース)は、2700円(公開価格の35%高)で初値をつけ、前場3165円(同58%高)まで上げ、後場は一段と上げて14時前にストップ高の3200円(同60%高)まで上げ、大引けもストップ高となった。

 東証プライム市場の出来高概算は21億9328万株(前引けは10億5826万株)、売買代金は4兆7837億円(同2兆2898億円)。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は940(前引けは983)銘柄、値下がり銘柄数は645(同601)銘柄。

 東証33業種別指数は16業種(前引けは19業種)が値上がりし、海運、その他製品、輸送用機器、情報通信、倉庫運輸、鉄鋼、鉱業、建設、電力ガス、水産農林、金属製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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