日産自動車は反発スタート、ホンダとの統合協議打ち切りと伝わるが買い優勢、台湾・鴻海精密との関係に局面移る

■「統合比率折り合わず、日産、合意書を破棄」と伝わる

 日産自動車<7201>(東証プライム)は2月6日、反発基調で始まり、取引開始後は410.0円(23.1円高)をつけ、出直る相場となっている。「ホンダ・日産、統合協議打ち切り、統合比率折り合わず、日産、合意書を破棄」(日本経済新聞2月6日付朝刊)と伝えられ、受け止め方は分かれるようだが株価は買い優勢となっている。

 昨5日は、朝からホンダ<7267>(東証プライム)との経営統合に向けた協議の難航観測報道が出回り、14時49分からは真偽確認のため売買停止となったまま下げて終わった。ただ、取引時間中は小高く推移する場面が少なくなく、ホンダとの統合中止を買い材料と受け止める動きがあることを指し示す展開だった。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が日産自の株式取得と出資に意欲を見せているとの報道もあり、相場は鴻海精密による日産自株の買いを期待する局面に移行した可能性があるようだ。(HC)
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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