芝浦電子が急伸、台湾の電子部品メーカーからTOB、事前連絡なし、注目集中

■TOB価格は1株4300円の予定、「真摯な検討を行い見解を公表」へ

 芝浦電子<6957>(東証スタンダード)は2月6日、急伸相場となり、買い気配のままストップ高の3835円(700円高、22%高)に達し、午前11時を過ぎてもまだ売買が成立しないまま一気に昨年来の高値を更新している。5日夜、YAGEO Corporation(ヤゲオコーポレーション、台湾)が芝浦電子株式に公開買付(TOB)を行うこと、事前の連絡を受けていないこと、などを発表。買い材料視されている。公開買付価格(TOB価格)は1株4300円の予定とした。芝浦電子は「真摯な検討を行い、当社の見解を公表する予定」とした。

 発表によると、YAGEOグループは台湾に本社を置く電子部品ソリューションのグローバルサービスプロバイダーで、設立は1977年。35か国に61の製造拠点と20のR&Dセンターを構え、チップ抵抗器、タンタル、MLCC、フィルム、アルミニウム電解コンデンサ、インダクタ、回路保護コンポーネント、磁気、アンテナ、センサ、アクチュエータ及びワイヤレスコンポーネントなどを手がけている。台湾証券取引所(2327-TW)に上場しており、時価総額は24年2月4日時点で約80億米ドル。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■コロナ禍前比2割減、運転手確保が喫緊の課題に  2024年、タクシー業界は深刻な危機に直面してい…
  2. ■前月比19.7ポイント増、昨年同期比でも11.6ポイント増と大幅上昇  学情<2301>(東証プ…
  3. ■生成AI人材が最注目、年収1,000万円超えも  ビジョナル<4194>(東証プライム)グループ…
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

ピックアップ記事

  1. ■決算発表を控えた金関連株、消去法で選好される可能性も  米国の10年物国債利回りが一時上昇したも…
  2. ■米国第一主義の行方と市場の動揺、金価格は史上最高値へ  石破茂首相と穏かに共同記者会見をするトラ…
  3. ■業務効率化や生産性向上で目覚ましい成果  生成AIの導入が、日本の大手企業で加速している。パナソ…
  4. ■個人利用率わずか9%、中国の6分の1以下という現実  日本のデジタル化の遅れが、生成AI分野でも…
  5. ■不動産株投資、代替投資としての可能性に注目  新型コロナ感染症のパンデミック時にリモートワーク需…
  6. ■ムゲンエステート、ミガロホールディングスなど高値更新―富裕層のオルタナティブ投資が牽引  昔から…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る