博報堂、生成AIで販売員の個性を再現する「バーチャル販売員」を開発

■リアル販売員の個性を反映、数千タイプのバーチャル接客を実現

 博報堂DYホールディングス<2433>(東証プライム)グループの博報堂は2月6日、リアル販売員の個性を生成AIで再現した「バーチャル販売員」のプロトタイプを開発したと発表。同社の「バーチャル生活者」のノウハウを活用し、数百から数千タイプの多様な個性を持つバーチャル販売員の作成を可能にした。これにより、顧客のニーズや相性に応じた最適な接客を提供できる。

 同サービスの特徴は、オンラインでの対話履歴をリアル販売員と連携できる点だ。バーチャル販売員との対話後、顧客がリアル店舗を訪れた際、販売員は事前に顧客ニーズを把握した状態で接客できる。開発には博報堂の多様な専門家が参画し、独自のRAGシステムを構築。より精度の高い対話の実現を目指していく。

 活用シーンは多岐にわたり、カーディーラーや保険、住宅メーカー、化粧品の美容部員、キャリアカウンセラーなど、様々な業種での展開を想定している。グローバル展開を意識したアバターデザインを採用し、テキストメッセージでの対話を基本機能とし、音声対応も可能だ。これにより企業は顧客接点の拡大やブランドロイヤリティの向上、さらには従業員の働き方改革にも寄与することが期待できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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