ロート製薬が急騰、わかもと製薬の筆頭株主として議決権比率11.46%を確保

■キッセイ薬品は第2位株主へ、株主構成に大きな変化

 わかもと製薬<4512>(東証スタンダード)は2月7日、39円高(18.14%高)の254円(9時31分)まで上げて急騰している。同社は2月6日、ロート製薬<4527>(東証プライム)が同社株式286万6900株を取得し、筆頭株主に異動したことを発表した。ロート製薬の持株比率は3.19%から11.46%へと大幅に増加し、これまで筆頭株主であったキッセイ薬品工業<4547>(東証プライム)は、議決権比率10.90%を維持しながらも第2位株主へと順位を下げた。この異動により、2024年9月30日時点での株主構成に大きな変化が生じる。

 ロート製薬とわかもと製薬は2020年4月より包括的業務提携を締結しており、医療用眼科医薬品や乳酸菌を活用したOTC医薬品、健康食品の共同開発・販売を進めてきた。今回の筆頭株主交代を機に、両社はより強固な協力体制を構築し、医療関係者や消費者のニーズに応える製品・サービスの提供を目指す方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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