ぐるなびが急伸、第3四半期の営業利益27倍など利益激増、通期予想を大幅に上回る

■今期5期ぶり黒字化濃厚、優先株を全部取得し消却の方針

 ぐるなび<2440>(東証プライム)は2月10日、買い気配で始まった後19%高の336円(54円高)まで上げて約2か月ぶりに300円台を回復している。前取引日・7日に発表した第3四半期決算(2024年4~12月・累計/連結)の営業利益が前年同期の27倍になり、経常利益も同6.5倍などと大幅に回復。今3月期は各利益とも5期ぶリに黒字化する見通しとなり、「A種優先株式の全部取得及び消却」も発表し、好感買いが先行している。

 第3四半期累計期間は、生成AI技術を用いた飲食店情報アプリなどの新サービス開始もあり、飲食店支援事業が順調に推移。営業利益は前年同期の27.6倍の6億7百万円と劇的に急増し、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期の148百万円の損失から6億92百万円の黒字に急回復した。通期予想は全体に据え置き、営業利益は2億40百万円。当期純利益は2億円。これらの通期予想を第3四半期までで大幅に上回ったため、注目が強まっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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