アルコニックスの第3四半期は営業利益27.2%増加、事業環境は好悪混在だがアルミ銅事業、装置材料事業、金属加工事業がけん引

(決算速報)

■3月期末配当は1株32円(前期比4円増)の予定

 アルコニックス<3036>(東証プライム)の第3四半期決算(2024年4~12月・累計/連結)は、売上高が前年同期比12.2%増加して1468億27百万円となり、営業利益は同27.2%増の54億24百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同27.6%増の35億74百万円だった。

 アルミ市況は9月に持ち直した後安定推移だった一方、銅、ニッケルは再び下落に転じるなど、市況は好悪混在の状況だったが、収益面では、堅調な需要に支えられたアルミ銅事業、装置材料事業、金属加工事業の3セグメントがけん引する形になり、電子機能材事業は売上高減少が影響して前年同期比微減となり、全体では前年同期比増となった。

 3月通期(25年3月期)の連結業績予想は、24年5月に開示した予想を全体に継続し、売上高は1850億円(前期比5.8%増)、営業利益は72億円(同31.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は45億円(同2.8倍)、1株利益148円85銭。3月期末配当は1株32円(前期比4円増)の予定とし、年間では同64円(同9円の増配)の予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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