gumi、投資有価証券売却益11.9億円を計上、10億円の暗闘資産も購入

■資産運用を強化、証券売却と暗号資産投資を発表

 gumi<3903>(東証プライム)は2月10日、連結子会社が保有する非上場株式を売却し、11.95億円の特別利益を計上すると発表。売却の目的は資産の効率的な運用であり、売却予定日は2025年2月18日。これにより、2025年4月期第4四半期の連結決算において特別利益として反映される予定である。ただし、業績予想については、事業環境の変化が激しいことを理由に開示を見送っている。

■ビットコイン10億円購入、Web3領域のさらなる強化へ

 また、同社は取締役会において10億円分のビットコイン購入を決定したことも発表。目的はブロックチェーン事業の強化とノード運営事業の拡大である。gumiはすでにステーキングプロトコル「Babylon」のバリデータとして国内上場企業初の参画を果たしており、ビットコインのステーキングを通じた収益獲得を狙う。購入期間は2025年2月から5月までを予定しており、価格上昇による利益に加え、ステーキング報酬の獲得も見込んでいる。

 今回の投資有価証券売却と暗号資産購入により、同社は資産運用の最適化とブロックチェーン事業の強化を図っていく。一方で、暗号資産の価格変動リスクも伴うため、四半期ごとに時価評価を行い、その評価損益を財務諸表に計上する方針である。今後、業績に著しい影響がある場合は速やかに開示する予定としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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