【株式市場】前場の日経平均は62円高、中東情勢など注視され朝方の301円高から上げ幅縮小

◆日経平均は3万8863円82銭(62円65銭高)、TOPIXは2725.45ポイント(7.56ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は12億4125万株

 2月12日(水)前場の東京株式市場は、NYダウとS&P500種の2日続伸と為替の円安が好感された一方、中東情勢や米国の関税政策などは要注意との見方があり、日経平均は朝寄り後の301円48銭高(3万9102円65銭)を高値にダレ模様となった。中盤には20円15銭高(3万8821円32銭)まで値を消してもみあい、前引けは62円高。TOPIXは小安い。円安にもかかわらず自動車株や大手商社株が軟調でトランプ大統領の「相互関税」方針に警戒感がある様子。一方、シナネンHD<8132>(東証プライム)や住友電工<5802>(東証プライム)、フジクラ<5803>(東証プライム)などは相次ぐ好決算の発表を受け活況高。商船三井<9104>(東証プライム)などの海運株はイスラエルとハマスの緊張再燃などで高い。

 ミガロHD<5535>(東証プライム)が一段高の11日続伸基調となり顔認証システムの納入拡大や四半期決算など連日材料視。デジアーツ<2326>(東証プライム)は出来高をともなって反発し自社株買いを好感。ランシステム<3326>(東証スタンダード)はストップ高幅の臨時拡大を受けて一段高。新東<5380>(東証スタンダード)は大幅増益決算を受け3日連続ストップ高。ファンデリー<3137>(東証グロース)はハイブランド冷食「旬をすぐに」のイオングループでの販売開始が好感され急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は12億4125万株、売買代金は2兆6157億円。プライム上場1640銘柄のうち、値上がり銘柄数は826銘柄、値下がり銘柄数は762銘柄。

 東証33業種別指数は13業種が値上がりし、非鉄金属、海運、鉱業、水産農林、石油石炭、ゴム製品、情報通信、精密機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■コロナ禍前比2割減、運転手確保が喫緊の課題に  2024年、タクシー業界は深刻な危機に直面してい…
  2. ■前月比19.7ポイント増、昨年同期比でも11.6ポイント増と大幅上昇  学情<2301>(東証プ…
  3. ■生成AI人材が最注目、年収1,000万円超えも  ビジョナル<4194>(東証プライム)グループ…
2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728  

ピックアップ記事

  1. ■決算発表を控えた金関連株、消去法で選好される可能性も  米国の10年物国債利回りが一時上昇したも…
  2. ■米国第一主義の行方と市場の動揺、金価格は史上最高値へ  石破茂首相と穏かに共同記者会見をするトラ…
  3. ■業務効率化や生産性向上で目覚ましい成果  生成AIの導入が、日本の大手企業で加速している。パナソ…
  4. ■個人利用率わずか9%、中国の6分の1以下という現実  日本のデジタル化の遅れが、生成AI分野でも…
  5. ■不動産株投資、代替投資としての可能性に注目  新型コロナ感染症のパンデミック時にリモートワーク需…
  6. ■ムゲンエステート、ミガロホールディングスなど高値更新―富裕層のオルタナティブ投資が牽引  昔から…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る