タカラトミー、第3四半期経常は34%増益で着地、通期業績予想は据え置き、玩具市場が国内外で躍進

(決算速報)

■主力ブランド「トミカ」「プラレール」が牽引、新規事業も好調

 タカラトミー<7867>(東証プライム)は2月12日、2025年3月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は1,949億7,200万円(前年同期比21.7%増)、営業利益は230億8,400万円(同33.7%増)、経常利益は221億9,900万円(同33.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は144億3,300万円(同59.7%増)と、第3四半期として、いずれも過去最高を更新した。

 好調な業績を牽引したのは、主力ブランドである「トミカ」「プラレール」などの定番商品。幅広い年齢層への展開や、海外市場の開拓が奏功し、売上を大きく伸ばした。「BEYBLADE X」や「デュエル・マスターズ」といった新規事業も、メディアミックス戦略やアプリ展開により顧客層を拡大し、業績に貢献した。

 また、国内外の小売事業も堅調に推移しました。国内では、キデイランドが幅広い年齢層から支持を集め、売上を伸ばした。海外では、「トミカ」の中国市場での販売が拡大し、初のブランドストアを上海にオープンするなど、グローバル展開を加速させている。

 同社は、2025年3月期の通期業績予想を据え置いた。売上高は2,400億円、営業利益は230億円、経常利益は225億円、親会社株主に帰属する当期純利益は145億円を見込んでいる。

 同社は、今後も主力ブランドの強化や新規事業の育成、グローバル展開の推進により、持続的な成長を目指していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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