PALTEKの12月期第3四半期は主力の半導体事業が好調で2ケタ大幅増益

■通期の純利益は前期比30.5%増を見込む

 PALTEK7587>(JQS)は5日、12月期第3四半期連結累計業績を発表し、売上高が206億42百万円(前年同期比18.5%増)、営業利益が9億67百万円(同61.5%増)、経常利益が8億19百万円(同43.0%増)、四半期純利益が5億7百万円(同52.7%増)となり、増収2ケタ大幅増益を達成した。

 売上高については主力の半導体事業で、新規取引顧客の産業機器向けの売上高が増加し、他に既存の医療機器および産業機器向けのFPGA、ブロードバンド通信機器向けの特定用途ICなどが堅調に推移した。デザインサービス事業では、産業機器、航空・宇宙分野向けが引き続き堅調であった。利益面については人件費の増加など販管費は膨らんだが、売上高の伸長のほかに、仕入先に対して保有する仕入値引ドル建債権の評価額の増加などにより営業利益は大幅に増加した。

 今期通期の業績予想は、前回公表(7月9日に2回目の上方修正)を据置き、売上高は275億円(前期比18.8%増)、営業利益は12億円(同19.0%増)、経常利益は11億45百万円(同8.8%増)、純利益は7億35百万円(同30.5%増)と増収増益を見込んでいる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る