And Doホールディングスの第2四半期は売上高が上半期として最高を更新
- 2025/2/13 17:16
- 決算発表記事情報
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(決算速報)
■利益面では減益だが当初予想内、通期営業利益は11.5%増を見込む
And Doホールディングス<3457>(東証プライム)の第2四半期決算(2024年7~12月・中間期、連結)は、売上高が前年同期比1.6%増の359億27百万円となり、前年同期を上回って上半期としての過去最高を更新した。
営業利益は同25.7%減の16億4百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同18.9%減の11億38百万円だったが、マイナス金利の解除などを受け、「上半期での前年同期比減益は当初業績予想に織り込み済み」(同社)。フランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業、不動産売買事業を成長強化事業として経営資源を集中し、各事業間の連携を密にすることで不動産×金融サービスの深化及び高収益体質化の促進を図っている。
今期(2025年6月期)の連結業績予想は、24年8月に開示した前回予想を据え置き、売上高700億円(前期比3.6%増)、営業利益40億円(同11.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益26億40百万円を継続した。予想1株利益は132円62銭。
7~12月・中間期のトピックスは、リバースモーゲージの保証残高200億円突破(24年7月)、第一生命HD<8750>(東証プライム)との資本業務提携(24年12月)など。第一生命HDとの提携では、リバースモーゲージ保証やハウス・リースバック、不動産売買事業等における協業を通じて、良好な住環境の実現や不動産を活用した金融サービスの普及・発展に向けた取組を推進する。資本面では、第三者割当による自己株式の処分等を通じて、同社の持分法適用関連会社となる見込み。
リバースモーゲージは、自宅などの不動産を活用して融資受け、元本の返済は本人の死去後に不動産で返済するもので、老後資金の融通などを目的に利用が拡大中。保証業務を行う(株)フィナンシャルドウの提携金融機関数は全国54行庫(25年2月13日現在)に拡大した。「ハウスドゥ」ブランドのフランチャイズ事業では、24年12月末現在で714店舗(内準備中88店舗)が加盟し、退会を抑制しつつ、プロモーションおよび営業体制の強化により加盟開発のペースアップを図る。
株主還元のうち配当については、将来の成長投資とのバランスを勘案し、配当性向30%以上を基本水準とし、25年6月期の期末配当は1株当たり45円(前期比2円増、配当性向33.9%)の予定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)