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■「売上高及び金融ビジネス収入」は一転増収に転じる見込みに
ソニーグループ<6758>(東証プライム)は2月14日、一段高となり、取引開始後は11%高の3774.0円(364.0円高)まで上げ、約2週間ぶりに2000年以来の高値を更新している。13日の15時30分に第3四半期決算と通期業績予想の増額修正、自己株式の取得(自社株買い)などを発表し、好感買いが先行している。通期業績予想(2025年3月期)のうち、総売上収益に相当する「売上高及び金融ビジネス収入」は、これまでの前期比2.4%減の予想から同1.4%増の増益に転換する。
通期業績予想(25年3月期)は、「売上高及び金融ビジネス収入」が前回予想を約4%上回る見込みに見直し、営業利益は同2%、当社株主に帰属する当期純利益は同10%上回る見込みに見直した。純利益の伸び率が大きい要因は税金費用の減少などによる。
また、自社株買いを25年2月14日から同年5月14日までの予定で実施するとし、取得上限株数は3000万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合:0.50%)、総額500億円の枠で実施するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)