ライオンが急伸、12月決算の大幅増益と新中期計画など好感、昨年来の高値に迫る

■新中期計画では3年間で営業利益4割拡大などめざす

 ライオン<4912>(東証プライム)は2月14日、急激に出直る相場となり、午前10時にかけては17%高の1857.0円(273.0円高)まで上げ、昨年来の高値1880.0円(2024年12月12日)に迫っている。13日の15時30分に12月決算(2024年12月期)と新中期経営計画「Vision2030 2nd STAGE」の策定を発表し、好感買いが先行している。

 12月決算(2024年12月期、IFRS・連結)は、売上高が前期比2.5%増加し、営業利益は同38.4%増加、親会社株主に帰属する当期純利益は同44.9%増加した。今期・25年12月期も営業利益を23.3%増加する見込みとするなど大幅増益の見込みとした。

 新中期経営計画では3つの基本方針(事業ポートフォリオマネジメントの強化、経営基盤の強化、ダイナミズムの創出)を推進し、数値計画として、2027年12月期の連結業績目標を、売上高は4500億円(2024年12月期比9.0%増)、営業利益は400億円(同40.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は290億円(同36.8%増)などを掲げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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