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■「自律協働社会」実現へ実験的オフィス展開
コクヨ<7984>(東証プライム)は2月14日、2026年4月に本社を大阪市東成区から大阪市北区のグラングリーン大阪パークタワーへ移転すると発表。約1,260坪の広さを誇る新本社オフィスは、同ビルの14階に設置される。この移転は、同社にとって90年ぶりの本社移転となる。
この移転計画は、同社が2021年2月に策定した「長期ビジョンCCC2030」の一環として位置づけられる。同社は「WORK & LIFE STYLE Company」として自社の役割を再定義し、2025年度から始まる第4次中期経営計画「Unite for Growth 2027」において、体験価値提供や事業領域の拡張を通じた企業価値向上を目指している。
新本社オフィスでは、これまで東成区本社と梅田オフィスに分かれていた一般管理部門と事業部門を1フロアに集約する。また、働く現場を見学できる「ライブオフィス」機能を備え、実験的な取り組みを展開することで、自律協働社会の実現と西日本エリアにおけるファニチャー事業のシェア拡大を図る方針だ。企業が集積する梅田という立地を活かし、企業間の新たなつながりを創出する拠点としての役割も担う。
【移転先の概要】
・移転先:グラングリーン大阪 パークタワー14階
・住所:大阪府大阪市北区大深町5番54号 グラングリーン大阪 パークタワー14階
・床面積:1,260.25坪
・移転日:2026年4月
■東北・北海道の物流基盤を強化、コクヨが仙台に新センター
また同社は、2026年10月に仙台市泉区に最新鋭の自動化物流センター「(仮称)新仙台IDC」を開設することを発表。第4次中期経営計画における約700億円の成長投資の一環として位置づけられる本センターは、高密度保管と荷扱生産性の向上を実現する最新の自動倉庫システムやAGVを導入。東北・北海道エリアの物流基盤を強化し、カウネットのオフィス通販事業と販売店向け卸事業の拡大を目指す。約7,000坪の賃借面積を持つ本施設は、仙台駅から車で約30分の好立地に位置し、災害リスクの低減と効率的な物流オペレーションの実現を図っていく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)