純利益「逆転」映し伊藤忠商事が3日続伸し三菱商事は軟調

株式市場 銘柄

 伊藤忠商事<8001>(東1・売買単位100株)は取引開始後に1544.5円(27.5円高)まで上げて3日続伸基調となり、一方、三菱商事<8058>(東1・売買単位100株)は2030.0円(4.5円安)を上値に一進一退を続け、値動きが分かれている。両社とも5日の取引終了後に第2四半期決算を発表し、今3月期の通期予想純利益を伊藤忠商事は3300億円で据え置いたのに対し、三菱商事は従来見通しの3600億円を3000億円に減額。実額でも伊藤忠商事が総合商社のトップに躍り出る見通しになったことが映し出されたようだ。伊藤忠商事の株価は10月下旬から1500円台を回復して「大台固め」となっており、本来ならば好決算と業界トップを起爆剤に一段高相場へと進みたいところだといった期待が出ている。

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