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■3月14日時点の株主の所有株式を1株につき3株の割合で分割
ワンキャリア<4377>(東証グロース)は2月18日、12%高の5780円(600円高)まで上げて約3か月ぶりに上場来の高値を更新し、後場も5700円台で売買され、2日続けて大きく上げている。14日午後に12月決算と初配当、株式3分割を発表し、好感買いが連日先行する相場になっている。
株式3分割は、2025年3月15日(土曜日、同日は株主名簿管理人の休業日につき、実質的には14日)の最終の株主名簿に記録された株主の所有株式を1株につき3株の割合で分割するとした。数か月先といった例もある中でスピード感が好感されている。
また、24年12月期末配当として1株当たり30円00銭(初配)を実施するとした。これまでは、成長過程にあることを踏まえ、内部留保の充実、財務体質の強化を図り、事業拡大への投資等に充当することで、一層の企業価値の向上を実現することが、株主に対する最大の利益還元に繋がると考え、創業以来配当を実施してこなかった。しかし、上場来、業績は堅調に推移しており、現時点での内部留保の水準を踏まえると、安定的、継続的な株主還元を行うことが十分可能であると判断し、1株当たり30円00銭の期末配当(初配)を実施することとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)